愛しの楽曲たち「黒い海」
沖縄公演が終わった。思いもよらないスタンディングオベーション。「来てくれて、ありがとう」「この作品をどうか全国で上演してください」うれしいお言葉をたくさんいただいた。子供たちの顔も輝いている。そんな旅の最後に訪れたのは、佐喜眞美術館だった。普天間基地に隣接した丘に建つこの美...


愛しの楽曲たち 「あかい花」~沖縄の哀しみ~
2008年春、水面下で進んでいた夢のような話が現実になりそうだという。この夏、「風の声がきこえる」を沖縄きむたかホールで公演するという。阿麻和利メンバーに憧れ、追いかけてきたうどぃメンバーにとては、天にも舞い上がるような話であったろう。が、私にとっては、プレッシャーなどとい...


愛しの楽曲たち 『風の声がきこえる』 ~原点~
主婦。三児の母。家庭の事情で昼は高齢者施設、夜は飲食店で働きながら、シフトを調整して時間を作り、音楽仲間とライブをする…それが当時の私であった。所属するバンドの名前は「音のタネまき一座」、地元で活動していたミュージシャンがある目的に引き寄せられるように繋がったグループである...


肝高き若者たちが作り上げた舞台 「ひとつ星の伝説」
「表現倶楽部うどい」は、「0(ゼロ)」からの出発だった。「この町に中高生の居場所(心が育つ場所)を作りたい」という大人と、「修学旅行で交流した『肝高の阿麻和利』のような活動がしたい」という子どもたちの願いから始まった…いや、初めてしまったから大変。準備などほとんどないまま、...